引くのがダメなら立ててみな!

今回は、前回の
「姿勢を改善したければ○○するな」の続き!

前回は、顎(あご)だけ引いてもダメだという事をお伝えしました。

少し前回のおさらいをしながらいきましょう!
前回は、首が【くの字】になるのをイメージする良い画像が無かったので絵?を描いてみました。

図のように顎だけ引いてしまうと
首の骨が【くの字】になってしまい
頭痛や首のコリ、しびれの原因になる可能性が高くなります。

ちよっと強引な感じがしませんか??

強引であればあるほど
体は抵抗するので、当然維持しにくくなります。

維持しにくいという事は、改善しにくいという事です!!

では、実際どうすれば良いか?!

答えは簡単

【胸を起こす】

ことです!!

簡単ですよね?

少し説明すると、背骨は1本でつながっているので(首・胸・腰)
首だけどうこうしようとも無理なんです。
腰や胸も調整しなければいけません!(ここでは腰の話は置いておきます。)

イメージが伝わりやすいように背骨に付いてる肋骨の傾きを見てみましょう!(図①~③)
(ザックリした説明ですので細かな所は目をつぶってください)

図①のように肋骨が傾いていると(床に対して)、首は前に傾きやすくなり、頭が前にずれます。
その状態で顎を引くと、先ほどもいったように首に負担がかかるんです(図②)
実際多くの方が①の状態で顎を引いている状態です。

首に負担をかけないように、また自然な良い位置に頭を持ってくるためには、図③のように肋骨を床と水平の位置に持ってくることが重要なんです!

この図③のように、肋骨が床に対して水平な状態というのが
胸を起こす(胸を張る)という状態なんです。

なので、姿勢を良くする時は
顎(あご)を引くのではなく
胸を起こすことを意識しましょう!

では、どれくらい胸を起こせばよいのか?!というと

解剖学的には
胸骨柄と胸椎3番を結んだラインが床に水平(図:なし)
胸椎3番と胸椎10番が床に対して垂直で…(図:赤い実践)
と専門的な事を書いても分からないですよね。。。

本当は、専門家に見てもらうのが一番なのですが

 

家でも一人で出来るような方法として、私が指導していたのは
(今は関節を整えると自然に近い状態になるので指導していません)

深呼吸で空気を胸の上の方(鎖骨の下)に目いっぱい入れて止めます。
そうすると背中が少し反る感じで止まっているかと思います。
そこから少しだけ息を吐いて上体を少し戻したくらいの位置が丁度よい位置になります。
みぞおちを少しだけ前に突き出しているような感じでも良いと思います。

少しお笑いの春日のような感じで、ちょっと胸張りすぎ?と思うかもしれませんが
その状態を鏡でチェックして見てください。
意外にそんなに胸張ってないように見えませんか??

張りすぎて腰が痛かったら少し緩めてあげてくださいね。

ただ、猫背がひどかったり、猫背の状態が長かったりすると
背中がすぐには真っすぐにはならないので
運動や矯正、トレーニングをした方が改善は早いかと思います。

そして
そこから 肩の位置、首の位置、 腰の位置 を調整してあげれば良いのです!

という事で、次回は肩の位置について

では

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください